データ伝送web講座

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[投稿No]  1

[関連投稿No] [関連章節No] 3.2.(3) [種別] 質問
[ 名 前 ]  三枝 栄喜 [ 題 名 ]  RS422
[ 質 問 ]
ITU-T X.21/V.11の規格が知りたいのですが。 HPとかで規格の閲覧可能なところはありますか?
[ 回 答 ]
(1) 日本ITU協会(http://www.ituaj.jp)があります。そこで閲覧できるかどうかは知りませんが。
(2) 規格は、一般に、その規格を発行している団体を探し、そのホームページを見るのが、早道です。
規格を発行している団体は、インターネットで、規格の名称から検索します。たとえば、ITU を google で検索すれば、日本 ITU 協会が見つかります。
(3) その団体のホームページで規格の内容を閲覧できる場合もあります。
しかし、ITU のような、膨大なものは、ホームページでの閲覧は無理でしょう。


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[投稿No]  2

[関連投稿No] [関連章節No] 3.3.(2-B) [種別] 質問
[ 名 前 ]  鈴木霧 [ 題 名 ]  LINとUART
[ 質 問 ]
お手数ですが LINとUARTのメリット、デメリットをお教えいただ ければ幸いです。
[ 回 答 ]
(1) ご質問の LIN は、講座では触れていません。紙面の都合から、専用的なものは、示しませんでした。LIN は、車載用ネットワークに特化した伝送システムです。車載用ネットワークには、CAN もあります。CAN(最大 1 Mビット/秒)よりも低速(最大 20kビット/秒)です。CAN と併用して用途を分担し、ライトセンサ、ワイパー制御などに利用されているようです。
(2) UART は、汎用の伝送システムとして、極めて一般的に使用されています。UART は、基本的に 1 対 1 の伝送です。これに対して、LIN は、親子式のネットワーク伝送です。そして、車載用に特化したシステムです。
(3) 以上から、UART と LIN とは、目的用途が全く異なります。メリット/デメリットを比較するような、同種のシステムではありません。
(4) なお、これらの伝送システムは、LAN のような高性能のシステムとは異なり、マイクロコントラーラ(組み込み用マイコン)に内蔵されていて、コスト/スペースの面で、簡単に利用できないと、利用価値がありません。
UART は、高い汎用性がありますから、大半のマイクロコントローラに内蔵されています。これに対して、CAAN/LIN は、車載用に特化したマイクロコントローラに内蔵されています。


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[投稿No]  3

[関連投稿No] [関連章節No] 3.2.(2) [種別] 質問
[ 名 前 ]  山平 [ 題 名 ]  UARTのノイズ対策
[ 質 問 ]
8085周辺のUARTの8251は、Noiseに弱く時々通信ができなくなって、電 源Resetしなければならないことがありました。
UARTの機能に"内部Reset"がありますが、通信エラー(フレームエラー等)が発生した時に 内部Resetを実行して、UARTの初期設定を行ったことがありました。
内部Resetの本来の使い方や、最新のUARTでのNoise対策を教えて下さ い。
[ 回 答 ]
(1) 先ず第 1 に、ご質問のシステムの構成が記載されていません。どのような、システム構成で、その何処がノイズに弱いのかが、分かりません。
(2) しかし、8251 は、普通の使い方をした場合には、とくにノイズに弱いという事実はありません。
したがって、とくにノイズに弱いような使い方をしているものと思われます。 
(3) もし、8251 の信号配線を、そのまま基板外に出しているとすれば、隣接する基板相互の配線等の場合を除いては、その点に問題があります。基板外への信号配線は、至近距離以外では、バッファを使用する必要があります。
バッファは、バッファから外側の配線からの、配線を介してのノイズ侵入に対して有効です。
仮に近距離であっても、配線する場所が、ノイズを受けやすい場合にも、バッファが要ります。
(4) UART の場合のバッファは、RS232C 用のドライバ/レシーバが一般的です。
(5) もし、バッファを使用しているにも関わらず、ノイズに弱いとすれば、具体的な、システム構成(ブロック構成、回路構成、具体的な配置、等)が、分からないと、お答えできません。
(6) 内部リセット(ソフトウェアによる、コマンドのリセット)は、機能的には、外部リセット(入力ピンによる、ハードウェアのリセット)と同じです。
どちらも、IC を初期化します。ただし、何らかの要因によって、内部リセットが効かない状態になったときにも、外部リセットは、効く可能性があります。この意味では、外部リセットの方が強力です。
(7) 以上の回答から、ご質問の状況は、8251 に起因するものとは思われません。したがって、最新の UART との差は、考えられません。


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[投稿No]  4

[関連投稿No] [関連章節No] 8.2.(4-A)8.2.(4-B) [種別] 質問
[ 名 前 ]  佐倉 [ 題 名 ]  見逃し誤り率
[ 質 問 ]
CRC−CCITTの誤り見逃し率は、ビット誤り率を考慮した場合、どのように求めるのでしょうか。
また、見逃し誤り率と見逃し誤り確率の違いは、なんでしょうか。
[ 回 答 ]
(1) ます、見逃し誤り率と見逃し誤り確率の違いについて、回答します。
同じものです。誤り率とは、見逃し誤り確率のことです。
(2) ます、CRC-CCITT に限らない、一般論を説明します。
誤り見逃し率を考えるときは、オーダー ( 10n の n ) を考えれば、十分です。それ以上細かい数値は、実用上、考える必要はありません。
(3) 上記の立場で考えれば、誤り率を E とすれば、誤り見逃し率は、E2 のオーダーです。
(4) CRC-CCITT も、これで評価すれば、良いでしょう。


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